会社設立までの手続の流れ

2018年3月18日

法人として、会社を設立するには、手続き上どのような流れになるのでしょうか?

会社と言うのは、土地や建物のような不動産と同じで、その会社は自分が設立しましたよと言う証明をする為に、法務局に登記を行わなければならない事をご存知でしたでしょうか?

意外に、この事を知らなかったと言う方もいらっしゃると思います。

今回は法人の登記を含め、設立するまでにはどのような手続きが必要であるかについて解説をさせて頂きたいと思います。

1.法人設立までの流れ

◆印鑑の作成

まず、登記を行うまでにもやらなければならない事は沢山あります。

まずは、会社を登記する際は、事業を行う上で必要となる会社の印鑑を作成しましょう!

必要となるのは、代表となる方の印鑑と、会社の金融機関として使う銀行等の印鑑、そして会社自体の印鑑となる社判です。

印鑑はこの3点を用意します。

後々変更するのが面倒だと思われる方は、せっかく設立する会社ですから、規定の範囲内で、一から発注すると、思い入れのある印鑑になる事は間違いありません!

◆定款の作成

次に、定款(ていかん)を作成します。

定款と言うのは、その会社のルールブックのような物で、会社の名前から事業の目的、資本金や運営等、その会社の基本的な内容を記載した書類の事です。

これは業種に限る事なく、全ての会社に義務付けられているものとなっております。

定款に関しては収入印紙を貼り付けることになっていますが電子定款にすれば収入印紙の代金が削減できますので、できるだけ電子定款にして設立時のコストを削減するようにしましょう。

◆定款認証

定款の作成が終わりましたら、次にその定款の認証を受けましょう。

大体2.3日程度で受けられると予測しておくと良いでしょう。

◆登記書類の作成

ここで、いよいよ登記をする為の書類を作成します!

提出する先は本店地をおく場所を管轄している法務局となっています。

登記申請をした日が会社の設立日となりますから、予めこの日を設立日にしたい!と決められている場合は、不備がないように提出する必要があります。

この時に必要な書類が足りていなかったり不備がある場合は、受理してもらえませんから、再度別日となる可能性もありますので、できれば登記申請をする前段階において、予め法務局に出向いて確認して頂くか、専門家に確認してもらう事をオススメします。

◆出資金の払い込み

次に出資金の払い込みを行います。

この払い込みが終わっていないと、登記申請はできません。

◆登記申請(会社設立日)

登記を申請した日が会社の設立日となります。

提出したその日に登記が全て完了するのではなく、登記が完了するまでには一週間程度の時間を要します。

しかし、結果的に登記が完了したら、実際に登記申請をした日付が会社の設立日となるのです。

2. まとめ

以上のような流れが、法人設立をする上で必要となる全体的な流れです。

登記が完了して安心する事なく、その後にしなければならない各種の届け出もしっかり行いましょう!

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