税理士に決算申告を依頼する場合の注意点

2017年12月1日

皆さんは、税理士と言う税務に関する専門家に、決算の申告に関する依頼をかけた事があるでしょうか?

決算の期日は、遅れる事なく申告しなければなりません。

遅れてしまうと、受けられるはずの控除が受けられなくなってしまったり、加算税を課せられる可能性も出てきますから、決算申告はしっかり期日を守って行うべきです。

例えば、個人経営をされている方の場合や、法人化されていない小規模の企業などでは、税理士にお願いせず、個人で決算申告をされている方もいらっしゃると思います。

しかし、決算申告をする際に、経理担当者がどうしても手が回らなかったり、ご自身が業務の方が忙しすぎて、税理士を頼ると言う事も考えられます。

これらの、税理士に決算申告を依頼する場合の注意点としては、どのようなものが上げられるのでしょうか?

1. 依頼料の相場を把握しておこう!

税理士にお願いすると言う事は、当然の事ながら、業務の報酬を支払わなければなりません。

普段税理士にお願いする機会があまりなかった方などにとっては、決算申告をした時の相場が、どのくらいかわからず、提示されている金額が相場なのだと思い込んでお願いしてしまい、結果的に損をしてしまったなんて事も考えられます。

そのような事で後で後悔しないためにも、まずは、ある程度、税理士の業務報酬の相場を把握しておきましょう。
また、会計処理が済んでいる場合と、会計処理もお願いする場合で、依頼料には違いが出てきますから、それらも合わせて確認しておく事をオススメします。

1-1. 相談料や税務調査料は別途必要な場合が多い

通常ですと、決算の申告だけをお願いする場合は、税務に関する相談や、税務の調査等の対応は含まれないのが一般的です。

そんな時、顧問契約を勧められるケースもありますが、この契約をする場合は、報酬が加算されてしまいます。
こちらの相場も合わせて確認しておく方が良いでしょう。

2. 会計ソフトの対応ができているか?

もし、会計処理がすでに済んでいる場合ですと、料金は安くなりますが、使われている会計ソフトを対応できない税理士事務所もあります。

問い合わせの段階で、こちらも合わせて確認しておくべきでしょう。

3. 信頼できる税理士にお願いする

税理士と言う士業であっても、現代ではサービス業と変わりありません。

横柄な態度をしていたり、親切な対応ができない税理士は避ける必要があります。

税理士が企業に代わって決算の申告をし、それに対する対価として報酬を支払うわけですが、どちらにしても金銭が発生している事には変わりありません。

親切な対応ができない税理士では、信頼も持てませんし、信頼関係を築く事も不可能です。

依頼をする前に、どのような税理士であるかを、ご自分の基準でしっかり見極める事も大切なことなのです。

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