税理士に決算を依頼するときの3つの注意点

2017年12月25日

大きな企業などであれば、顧問契約を結んでいる税理士に決算もお願いする事も多いですし、小さな規模となる個人事業主などの場合であれば、現代では便利な会計ソフトも数多くありますから、それらを使う事によって、ご自身で決算をされる方も多いでしょう。

しかし、繁忙期や、どうしても経理担当者の手が回らない、または、経営者自身が多忙すぎて決算の時間にかける余裕がない等の場合もあります。

そこで、今回は、顧問契約を締結しているわけではないが、近年増えてきている決算のみを依頼する事についての、注意点を3つに分けて解説をさせて頂きたいと思います。

1.日々の会計業務はしっかりと!

顧問契約をしておらず、決算のみを依頼するとなると、普段の会社の中で動いているお金の事を、頼まれた税理士は把握できていません。

普段から、社内でしっかりとした会計帳簿等を作成したりしておく事が大切です。

また、これらの書類がグチャグチャになっていて、決算の時期に間に合わないなんて事になると、受けられるはずだった控除が受けられなくなってしまったり、加算税を支払わなければならなくなる場合もありますから、ここも合わせて税理士には確認を取る事をオススメします。

2.会計ソフトは対応してるか?

会計の処理がすでにお済みの場合については、問題ありませんが、処理が済んでいないとなると対応できる会計ソフトを使っているかどうか?と言う所がポイントとなってきます。

どういう事かと言うと、税理士事務所では、「こちらの事務所で対応ができる会計ソフトを使われている場合」等と言うように、対応できるものと出来ないものがあると言う事なのです。

どうしても、この税理士に頼みたい!と言う方がいらっしゃる場合でしたら、使われている会計ソフトを変更する等を検討する事も必要になるかもしれません。

ただし予定していない追加予算がかかりますので、資金面の準備を忘れないようにしてください。

3.相談や調査料は含まれていない

決算のみを依頼した場合ですと、大抵税務に関する相談や、税務調査等は料金には含まれておりません。

これらのサービスを追加でお願いするとなると、顧問契約の締結を勧められる事が多くなりますが、顧問契約は毎月お金が発生しますし、料金としては割高になってしまいます。

ですから、ある決算のみをお願いするのであれば、ご自身でもある程度の税務に関する知識は最低限身につけておいて損はないでしょう。

その方が普段の管理もスムーズになりますし、決算のみをお願いする場合も速やかな対応をして貰う事ができます。

節約の為にも、是非、ご自身で日々の税務に関する事を知識として頭に少しずつ入れておきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。